マインドフル セルフ・コンパッション 5日間集中プログラム
2018年11月9日晩〜11月14日午前 関西セミナーハウス(京都・修学院)
クリス・ガーマー & 岸本 早苗
(本プログラムのお申し込み受付は終了致しました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました)
マインドフルネスを土台に、セルフ・コンパッション(自分への思いやり・慈悲)のスキルを育むように段階的に作られたマインドフル セルフ・コンパッションMindful Self-Compassion (MSC)。自分への思いやり セルフ・コンパッションを深めるひととき、ご一緒しませんか?
プログラム創始者 クリストファー・ガーマー臨床心理学博士(ハーバード大学精神科教室)を迎え、ガーマー先生と、国内在住唯一のMSC Trained teacher 岸本 早苗(前 ハーバード大学産婦人科教室、 現 京都大学大学院医学研究科 臨床心理士)による、正式な5日間集中プログラム。秋の京都でいよいよ2018年11月9日(金)晩から11月14日(水)午前にかけておこないます。
これまでは5日間かけて集中して参加をするにも、海外へ渡航して現地に滞在しながら、英語で受講することが必要でした。2016年から講師の岸本が国内初8週間プログラム(週1回)を始めており、また2017年には慶應病院で国内初2日間プログラム(オーガーナイザー:藤澤大介先生)を開催いたしました。
そして、いよいよ、創始者のクリス・ガーマー先生をお迎えしての国内初の5日間集中形式。
日本で創始者のクリス・ガーマー先生から直接学ぶことができ、中身を深く理解して指導している正式な講師 岸本とともに、日本語で、自分へのマインドフルな思いやりを深められる非常に貴重な機会です。ぜひお越しください!
本プログラムは、広く一般を対象に作られています。MSCに参加する上で瞑想経験は問いません。初心者大歓迎です。
本5日間集中プログラムは、8週間プログラム(週1回を継続)と同等のものとして、MSCでは正式に認められています。将来的に講師としてのトレーニングに参加することを希望なさる方には、国内での本プログラム受講で前提要件の一つを満たすことができます。まずは自分自身の体感を深めていただくことがベースになります。
マインドフル セルフ・コンパッション(Mindful Self-Compassion)
MSCは、クリストファー・ガーマー博士(マインドフルネスやコンパッションと心理療法を統合し、長年マサチューセッツ州で臨床をしている臨床心理学者)と、クリスティン・ネフ博士(セルフ・コンパッションの研究のパイオニア、心理学者)により開発されたプログラムで、グループで行う心理教育です。つらさや苦しみの感情を、それよりも大きなリソースで包容できるスキルを自分の中に高めていきます。
MSCはマインドフルネスを土台にしたコンパッションのトレーニングで、温かくやさしい気づきを育みます。
プログラムには、短めの講義や、体験的な心のエクササイズ、瞑想、グループでの話し合い、ご自身での練習等が含まれます。
MSCを通じて学べること
・日常生活の中でマインドフルネスやセルフ・コンパッションを実践する
・自分を批判するよりも、やさしさをもって自分自身を動機づける
・つらい感情を楽にもてるようにする、つらい感情を包容できる器を耕す
・苦しいときこそ自分を慈しみ、いやす、味方でいる
・完璧ではない自分を許し、思いやりや柔軟性を持って自分や他者とかかわる
・自分に必要な変化を、自分への尊重とともに起こす
・(いま、または昔の)困難な人間関係を変容する
・自分への感謝を実践する
・セルフ・コンパッションの科学や背景となる考えを理解する
・人を援助する立場の人が燃え尽きずに、疲労感をマネジできるものにする
・セルフ・コンパッションのシンプルなスキルを他者に教える

MSCは、40年前にマサチューセッツ大学で効果が報告されたマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)をベースに、自分への思いやり セルフ・コンパッションにフォーカスして8年前に開発されてから、エビデンスに基づく研究も多数報告されています。ランダム化比較試験では、MSCによって、自分へのコンパッションや、他者へのコンパッション、マインドフルネス、幸福感、人生満足度、モチベーション、レジリエンス(立ち直る力)、健康的な生活習慣等が有意に上がることや、うつや不安、ストレスが軽減されたことが報告されています。
また、マインドフルネスが心の健やかさ・幸福感に効果をもたらすキーの要素は「セルフ・コンパッション 自分への思いやり」であることが研究で報告されています。
開催の概要
日時
2018年11月9日(金)晩〜11月14日(水)午前
大まかなスケジュール予定
第1日目 11/9 (金)
受付・チェックイン: 16:00-18:00(ご都合の良い時間帯にどうぞ)
夕食18:00-19:00
セッション開始: 19:00-20:30
第2日目〜第5日目 11/10 (土)〜11/13 (火)
7:15-8:00 早朝のMSC瞑想(任意参加)
8:00-8:45 朝食
9:00-12:00 午前のセッション
12:00-14:00 昼食
14:00-17:30 午後のセッション
18:00-19:00 夕食
19:30-20:30 晩のセッション(任意参加)
毎晩22:00-翌朝9:00 沈黙のひととき(会話をお休み)
第6日目 11/14(水)
7:15-8:00 早朝のMSC瞑想(任意参加)
8:00-8:45 朝食
9:00-12:00 午前のセッション
本プログラムでは、リトリートのようにゆったりと過ごします。晩の時間帯もオンライン会議などの予定を入れずに、会話や仕事、パソコンから離れ、ご自分をいたわれるようゆっくりとお過ごしください。
ご体調などの事情でお休みや工夫が必要な方など、どうぞ遠慮なく事前にご相談ください。
MSCは心理療法ではなく、あくまで心理教育ですが、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)を与えながら自分の内面とじっくりと向き合うため、様々な心の動きや深まりが現れます。参加者お一人お一人が安心して安全に進められるよう、気づきや変容をサポートします。
会場
関西セミナーハウス(修学院きらら山荘)
京都市左京区一乗寺竹ノ内町23
http://www.kansai-seminarhouse.com/access/
JR京都駅から地下鉄一本。最寄駅からはタクシーで10分と便利なところにありながら、比叡山のふもとに位置し、歴史的風土特別保存地区に指定された静寂な美しい里山風景が広がります。
期間中は静かに自分自身とともに過ごし、じっくりと体験を深めていただくことや、参加者同志の安心できるつながりを非常に重視しています。そのため、原則関西セミナーハウスでの宿泊となります。特別な事情のある方のみ、その旨ご連絡ください。
(京都・比叡山の麓にある関西セミナーハウスホームページより)修学院離宮そば、比叡山の入り口に位置する関西セミナーハウスは、しっとりとした静寂な環境です。
講師
クリス・ガーマー(ハーバード大学精神科教室 臨床心理学者 MSC共同創始者)
岸本 早苗(前 ハーバード大学産婦人科教室 現 京都大学大学院医学研究科 臨床心理士 MSC Trained Teacher MBSR Qualified Teacher)
言語
日本語 (日本語通訳がございます)
マインドフル セルフ・コンパッション 5日間集中プログラム 実行委員会
発起人 岸本早苗 MSC Trained Teacher MBSR Qualified Teacher
(マインドフルCARE®︎ 代表 京都大学大学院医学研究科 臨床心理士)
委員
(MSC8週間プログラム受講生 五十音順)
秋山美紀(東京医療保健大学 医療保健学部 准教授 看護師)
雨宮怜 (筑波大学体育系 特定助教 臨床心理士)
片桐陽子(バックアップセンター・きょうと センター長 臨床心理士)
川野泰周(臨済宗建長寺派林香寺 住職、精神科医)
佐藤寧子(国立病院機構東京医療センター精神看護専門看護師)
髙宮有介(昭和大学医学部 医学教育学講座 教授、緩和ケア医)
林令奈 (東京大学大学院医学研究科 医療倫理学 特任助教 緩和ケア・消化器内科医)
三木秀樹(宇治おうばく病院理事長 京都府医師会理事 京都精神科病院協会会長、精神科医)
吉井明日香(パークサイド広尾レディスクリニック 産婦人科医)
2016年より講師の岸本が国内で8週間形式のプログラムを始め、2017年には藤澤大介先生 (慶應義塾大学精神・神経科学教室、精神科医、医療安全管理部准教授)に取りまとめていただき、2日間のコアスキル研修を開催、その後現在も8週間プログラムを多くの方に受けていただいています。いよいよ5日間プログラム開催です。
お申し込みはこちらから
下記、フォームにメールアドレスをご記入の上、送信してください。
ご記入いただいたメールアドレス宛てにお申し込みフォームのURLを送付いたします。
お申し込みフォームでは、ご参加希望理由等についておききします。必須項目に入力もれがある場合、送信完了することができません。当てはまらない項目は「なし」など何か記載をしてください。お申し込みフォームを無事に送信なさった方には、自動返信で確認のメールが届きます。
お申込時に頂戴する個人情報は、本プログラム開催目的以外では使用いたしません。