英国大使館・総領事館でのオンライン マインドフルネス&セルフ・コンパッション

英国大使館・総領事館の職員やご家族の方々とのオンライン マインドフルネス&セルフ・コンパッション。

心配な状況での在宅勤務やストレスが積み重なるなか、COVID-19 Japan Network Wellbeing Teamのオーガナイズのもと、毎週平日午後、お仕事の合間の30分間のマインドフルかつ思いやりのひとときをもっていただくシリーズを開催しました。

昨年は総領事館にて対面で行いながら、大使館の職員の方々とはライブ・オンラインで繋いで東京・大阪の職員の皆様とハイブリッドでご一緒していましたが、今回のシリーズでは、英国大使館・総領事館ともにオンライン。より多くの方がご自宅から参加でき、英語での開催となりました。

パソコンをみることからも離れ、

自分に立ち止まり、見つめる時間。

自分を思いやりながら、周りも思いやる。

ご家族や犬とともに、いたわりのひとときを過ごしてくださったかたもいらしたようです。

職員やご家族の方々のウェルビーイングを大切にする英国大使館・総領事館の取り組みに敬意と感謝を込めて。

 

私達マインドフルCARE®︎では、参加者の皆様の健康を第一に、自分への思いやりを通じて、他者への思いやりを大切にし、社会へ思いやりの行動をとっていく、というコンパッションの考え方やマインドフルCARE®︎の基本的指針に照らし、当面オンライン形式でのトレーニングを提供して参りますことをご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

 

 

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ケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センター

米国マサチューセッツ州にあるケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センター(Cambridge Insight Meditation Center: CIMC)では、これまで対面でのみ提供していたプログラムを今オンラインで開催しています。日本からも参加が可能です。
私自身、ボストン在住時にCIMCに通い、ヴィパッサナー瞑想、生き方・ありかたを真摯に実践し伝えるラリー・ローゼンバーグ先生(CIMC創設者)やCIMCの先生方との出逢いは今も糧になっています。
ラリーはハーバード大学でも研究を行っていた社会心理学者で、郊外のリトリートセンターへ出かけられる時だけではなく、日々の生活の中でもヴィパッサナー瞑想など仏教の哲学の実践を人生の知恵として、共に継続できる場をという想いから、CIMCを35年前に設立しています。
マサチューセッツ州ケンブリッジは、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などがあり、CIMCは大学や最寄駅から歩いてすぐの街中にあります。
CIMCでは、英語になりますが、初心者やヴィパッサナー瞑想実践者が気楽に参加できる単発での瞑想のひとときや、継続プログラム、いろいろなテーマで開催なさっています。ご関心のあるかたはセンターへ直接お問い合わせください。
ラリーの本「呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想」 (訳 井上ウィマラ) 、「目覚めへの3つのステップ: マインドフルネスを生活に生かす実践」(訳 藤田一照) どちらも知見溢れる両先生の翻訳による良書です。
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多文化間精神医学会

多文化間精神医学会(大会長 京都大学精神医学教室 村井俊哉教授)にてスティーヴン・マーフィー重松先生(スタンフォード大学医学部「ハートフルネス・ラボ」主宰・臨床心理学博士)の特別講演「Mindfulness in Japan and United States」で上床輝久先生とともに岸本も座長を務めさせていただきました。


ご講演の中で、米国での医療従事者への教育としてご紹介された以下のお話がとても印象的でした。

ハーバード関連病院マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital:MGH)でアフリカ系アメリカ人としては初めて教授になったChester Pierce医師(精神科医)は、医療従事者が患者と向き合い、相手を理解していくための重要な方法は、まず、医療従事者自身が自分自身を知り、自分の体験を理解することだと教えていたというお話。

そして、Richard Katz博士(ハーバード大学・臨床心理学者)は、間違いが起きて悩む医療従事者に対して、間違いをおかすこと自体はOK、間違いから学ぼうとオープンになること、そして自分自身のヴォルナラビリティ・自分の持っている弱さに気づき受容していくことが大切だと説いていたというお話でした。

私自身、ボストン在住時にMGH産婦人科で医療の質・患者安全の管理者として働いていた中で、仕事として関わっていたことと、今回のご講演での学びには重ね合わせることが多々ありました。

重松先生のご講演では奥様のマーフィ重松ちなさんにもご尽力をいただき、すばらしいご講演のひとときとなりました。ハートフルなご講演をありがとうございました。

 

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マインドフルネスストレス低減法8週間プログラム

大阪大学医学部キャンパス内でのマインドフルネスストレス低減法(Mindfulness Based Stress Reduction  MBSR)8週間プログラムを終えました。

全員の方が8週間を共に成し遂げて、皆様とセッション8を無事に迎えられたことを感謝しています。

他の参加者の方々の「完璧ではない」様子からこそ、お互いに洞察が深まり、まさに”Practice makes imperfect” マインドフルネスを練習すればするほど、自分や相手、物事が完璧ではないことを許容する力が耕されていた様子が印象的でした。MBSRのプログラムの持つ力や、心理的に安全で信頼できるグループ形式ならではの力を改めて感じました。

MBSRは普段の生活での実践や気づきこそが大切で、そこをサポートするものとして瞑想なども行ないます。

沈黙の瞑想リトリートは、秋景色の残る京都・下鴨の畳の上で静かに行ないました。ボディスキャンやマインドフル・ムーブメント、味わって歩く瞑想や、食べる瞑想、呼吸の瞑想など。木々を眺められる2階のお座敷にて。

 

オーガナイズをしていただいた阪大医学部保健学科の教員・院生の皆さま、参加してくださったみなさま、たくさんの学びをありがとうございました。MBSR8週間プログラムは7回目でしたが、初心に立ち戻り、こちらが教わることに溢れていて、最後の振り返りは感動のひとときでした。

 

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Zen2.0「マインドフルネス&セルフ・コンパッションが導く心のつながり」

Zen2.0@鎌倉・建長寺。9/22午後「マインドフルネス&セルフ・コンパッションが導く心のつながり」登壇します。満席だった整理券について、本日20:00〜若干名の追加募集がされるそうです。

「自分が苦しい時、どんな風に自分と接していますか?自分を責めたり、自己批判をしがちな人もいるかもしれません。マインドフルネスを土台に、内側からのコンパッション(慈悲・思いやり)を育む「マインドフル セルフ・コンパッション」では、苦しい時こそ、自分をいたわり包容する器を耕します。自分を思いやる力は、心の健やかさや人生への満足感、しなやかに立ち直る力などが高まるだけでなく、共通の人間性をより感じることができたり、他者を思いやる力も高まり、私たちに深いつながりや感謝をもたらします。このセッションでは、研究報告もご紹介しながら、マインドフル セルフ・コンパッションの心のエクササイズや瞑想を一緒に体験します。」
”How do you treat yourself when you suffer? Some of you might blame or criticize yourself. Mindful Self-Compassion nurtures inner compassion developed through mindfulness. MSC cultivates resources of caring and embracing yourself when you are having a difficult time. The power of self-compassion improves your mental health, life satisfaction, and resilience, and also it can bring us sense of common humanity more, compassion towards others, and deeper connections and gratitude. In this session, some of research results about mindfulness and self-compassion will be introduced, and we will do some heart exercises and meditations together.”
https://zen20.jp/

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京都大学 健康管理部門/健康管理センターでのマインドフルネス

京都大学で、健康管理部門/健康管理センターのもと、職員・学生の方と月に一度、マインドフルネスを体験する集いをしています。https://twitter.com/kuhealthycampus
当面、参加者は学内限定で、建物は施錠されています。京大の学生・職員の皆さまでご関心をお持ちの方は、京大ヘルシーキャンパスのホームページやツイッターをご覧ください。

(写真は京大ヘルシーキャンパスtwitterより)

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京都大学でのマインドフルセルフコンパッション教室(開催のお礼とご報告)

京都大学健康科学センター・ヘルシーキャンパス主催にて、重松先生(スタンフォード大学)と岸本(京都大学)によるマインドフルコンパッション教室を京都大学医学部にて開催しました。おかげさまでご案内から数日で満席となり、マインドフルネス、ハートフルネス、コンパッションそして自分へのコンパッションも体感していただける素晴らしい時間を皆様とご一緒できました。参加者お一人お一人、重松先生、そして企画・主催にご尽力くださった京都大学ヘルシーキャンパスの皆さまに心からお礼を申し上げます。

開催報告はこちらからどうぞ。http://www.hoken.kyoto-u.ac.jp/…/2018-07-14mindful-compass…/

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スタンフォード・ハーバード大学のマインドフルコンパッション教室@京都大学

京都大学でマインドフルコンパッションの体験ワークショップを開催します。

日 時:2018年7月14日(土) 13:00~16:00

会 場:京都大学 吉田キャンパス 医学部構内 G棟 2階 セミナー室A地図参照:18番

主 催:京都大学ヘルシーキャンパス

講 師:スティーブン・マーフィー・重松(スタンフォード大学) 岸本 早苗(京都大学)

マインドフルネスが初めての方、歓迎 です

当日の内容(日本語)
・マインドフルネス の講義と体験
・セルフ・コンパッション (自分への思いやり・慈しみ)の講義と体験

お申し込み京都大学ヘルシーキャンパスホームページからどうぞ

ヘルシーキャンパス企画:「スタンフォード・ハーバード大学のマインドフルコンパッション教室@京都大学」

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痛み Pain × 抵抗 Resistance=苦しみ Suffering

マインドフルネスのクラスの中で、「実在する痛みPain × 抵抗 Resistance = 苦しみSuffering」の話をする際におみせすることのある動画 The Fly(ハエ  by Hangin Song 2006) です。マインドフルネスの体感実践を重ねて、マインドフルネスの対ともいえる「抵抗」を手放していき、痛みが存在してつらい時にせめて自分自身への第2の矢を放たず、不必要な苦しみをふくらまさないで和らげます。

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