医療用モバイルアプリの客観的評価スケールの日本語版開発に成功(京都大学)

所属研究室の山本先生方による研究報告が京都大学からプレスリリースされました。健康増進に貢献しうるアプリのアセスメント・開発の向上や、日本における当該分野の国際標準を維持していく上で大変意義のある研究です。

以下「最新の研究成果を知る」ページからの引用です。

「山本一道 医学研究科客員研究員、坂田昌嗣 同助教、古川壽亮 同教授らの研究グループはクイーンズランド工科大学、東京大学との共同研究として、医療用アプリの国際的な客観的評価基準である「モバイルアプリ評価スケール(MARS)」の日本語版の開発、およびその信頼性と妥当性を検証しました。

近年激増する医療用アプリの客観的評価は現状では十分に行われておらず、アプリによっては健康に害を与える可能性も指摘されており、トレーニングを受けた評価者による質的評価を行うツール開発が待たれていました。本研究では疫学・医学・心理学・社会学・システム開発・医学翻訳の専門家らにより科学的手順により日本語版評価スケールを開発し、日本で市場に出ているメンタルヘルスアプリ60個を用いて、その信頼性および妥当性を確認しました。さまざまな医療アプリの研究、開発におけるアプリのアセスメントおよびユーザーによる医療アプリの選択などに使用され、今後の指針などにも役立つと考えられます。」

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