医療領域で働くひとのためのセルフ・コンパッション

マインドフルCAREでは、医療領域で働く方々を対象としたセルフ・コンパッションのグループ・トレーニングをオンラインZoom上で病院や診療所に勤める臨床医や病院経営者層の方々と、現在実施中です。

Self-Compassion Training for Healthcare Communities (SCHC)と呼ばれるこのプログラムは、科学的なエビデンスが報告されているマインドフル・セルフ・コンパッション MSC (テキサス大学のクリスティン・ネフ博士とハーバード大学のクリス・ガーマー博士による共同開発)をベースに、医療職など医療領域で忙しく働く人を対象にセッションの時間を短縮し、現場で感じるニーズにより寄り添いながら体感できるプログラムとして応用されたものです。

近年の研究では、医師の燃え尽きやウェルビーイングに関する研究や、それに対するマインドフルネスやセルフ・コンパッション(自分への思いやり)による効果検証が進められています。女性医師では一般集団に比べて自殺リスクが高いことも報告されています。

医療専門職として大切にしたい想いや使命を抱きながら、臨床で感じるストレスや、組織風土や勤務体制、求められるありかたや価値観等との葛藤、新型コロナウィルスによる影響が続くなかでさらなるストレスや負担を感じているかたはきっと多いのではないでしょうか。

もともとMSCは、自分の内側を丁寧に見つめるプログラムですので、週1回3時間弱を8週間かけてじっくりと自分を思いやる冒険をします。

週1回1時間を6週間でおこなうSCHCは簡易版になりますが、自分や他者への思いやりやマインドフルネス、ストレスや抑うつ感、そして医療従事者として人をケアする立場ゆえに感じうる2次的外傷性ストレスや燃え尽きへの効果について米国では報告されています。

 

忙しさゆえになかなか長時間のフルのプログラムにまでコミットできないかたや、医療領域ならではのストレスを身をもって感じているメンバーとともに受講したいかたにとっては、きっと力になる内容だと感じています。

患者さんやご家族、チームを大切にしながら自分のことも大切にしていい。医療領域で働くひとのためのセルフ・コンパッション SCHCを受けていただく機会が増えていきますように。

 

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京大テックフォーラム「企業におけるマインドフルネスの可能性 ~企業導入から新規事業開発まで~」

企業の福利厚生、新事業開発のご担当者を対象とした京大テックフォーラム「企業におけるマインドフルネスの可能性 ~企業導入から新規事業開発まで~」(主催:京都大学、京大オリジナル株式会社 後援:株式会社 TLO京都)のご案内です(以下抜粋)。
京都大学・京大オリジナル株式会社では、ライセンスや共同研究などを通じて研究成果を社会に還元することを目的に、京大テックフォーラムを開催しています。
今回は「企業におけるマインドフルネスの可能性~企業導入から新規事業開発まで~」をテーマに、京大研究者によるマインドフルネスの科学的研究の報告、そして、パナソニック株式会社での導入事例を、その難しさと可能性の両面でご紹介いただきます。

講演1
藤野 正寛 (京都大学オープンイノベーション機構 特定助教)
「マインドフルネスの心理・神経メカニズムと可能性」

企業導入の事例紹介
パナソニック株式会社 からパネラーを2名お呼びして、お話を伺います。
「マインドフルネスを企業に広めるために必要なこと」
「マインドフルネス×ホテルをテーマとした新規事業」

講演2(マインドフルネス体験実践を含む)
岸本 早苗 (京都大学大学院医学研究科 客員研究員)
「臨床におけるマインドフルネスのエビデンスと体験実践」

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