8週間プログラム開催予定

米国で正式なトレーニングを受けている講師 (岸本早苗)により、2018年7月〜8月に、東京と京都でマインドフルネスストレス低減法MBSRとマインドフル セルフ・コンパッションMSCの8週間プログラムを開催する予定です。詳細は追ってお知らせいたします。

瞑想が初めての方、歓迎です。

両プログラム共に、講師認定を目指す方にとっては、国内で行うこの8週間プログラムへの十分な参加が、研修を受講するための事前要件の一つを満たします。まずは、ご自身のために8週間の体験を深めていただくことが大切です。

どちらを先に受けようか?お考え中の方へ:

どちらを先に受講すべき、といった決まったものではなく、ご本人の希望や状況によって柔軟に選んでいただくことができます。マインドフルネスストレス低減法(MBSR)に先に参加して、マインドフルネスの土台をじっくりと耕してから、マインドフル セルフ・コンパッション(MSC)に参加していただくことをすすめることもあります。普段の生活や瞑想をする中で自己批判の傾向が強いと感じていたり、自分への思いやり・慈悲にいま関心を強くお持ちだったりする場合には、MSCを先に受けていただくこともとても意味のあることで、おすすめしています。

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マインドフルネスとセルフ・コンパッション(連載記事)

マインドフルネスとセルフ・コンパッション 第一回 自分への思いやり〜思いやりケアビギングと共に〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メディカル・プリンシパル社の医療情報誌 Nurse Partnersにて、岸本早苗によるマインドフルネスやコンパッションの連載をしております。春3月号では、「マインドフルネス(気づき)とセルフ・コンパッション(自分への思いやり)」をテーマに、マインドフル セルフ・コンパッションMindful Self-Compassion (MSC)の中から、普段の生活の中でも取り入れられる「自分への思いやり」プラクティスを一部ご紹介しました。

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痛み Pain × 抵抗 Resistance=苦しみ Suffering

マインドフルネスのクラスの中で、「実在する痛みPain × 抵抗 Resistance = 苦しみSuffering」の話をする際におみせすることのある動画 The Fly(ハエ  by Hangin Song 2006) です。マインドフルネスの体感実践を重ねて、マインドフルネスの対ともいえる「抵抗」を手放していき、痛みが存在してつらい時にせめて自分自身への第2の矢を放たず、不必要な苦しみをふくらまさないで和らげます。

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Moments 瞬間たち

マインドフル セルフ・コンパッション(Mindful Self-Compassion MSC)のクラスの中で、セッション2  マインドフルネスについて探検をする時、みなさんにおみせしている動画です。心に、からだに、何が立ち現れるでしょうか?😊 Moments Directed by Will Hoffman

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今を味わう生き方

マインドフルネスはもともと仏教の知恵。欧米では人生の哲学・知恵としても広まっています。ベトナム僧侶ティク・ナット・ハンさん(ノーベル平和賞の候補になった方。フランスにプラムヴィレッジを創設)が私の母校の栄養学分野がご専門の先生との交流の中で、Googleグーグル本社を訪問なさった時の動画です。

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ボストンでのマインドフルネス&コンパッションとの出逢い(3)

ウィパッサナー/マインドフルネス瞑想を学び続けていく中で、マインドフルネスを心理療法に応用している流れがあることを知るに至りました。

ケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センター(CIMC)での会を通じて、スーザン・ポラック博士(臨床心理学者)との出逢いに恵まれ、ジョン・カバットジン博士(分子生物学者、マインドフルネスストレス低減法MBSR開発者)やジャック・コーンフィールド博士(臨床心理学者)、クリストファー・ガーマー博士(臨床心理学者、マインドフル セルフ・コンパッションMSC共同開発者)も関わる、ハーバード大学の臨床心理学者らがとりまとめているThe Institute for Meditation and Psychotherapy (IMP 代表はスーザン・ポラック博士)へ。臨床心理士や精神科医として心理臨床をしている専門職に対する「マインドフルネス&心理療法」認定プログラムに入る道へとつながりました。

(マサチューセッツ州ボストン ビーコンヒル)

ハーバード大学ウェルネスセンターや、CIMC、IMPでの毎日の学びと実践を通じて、マインドフルネスは決して8週間の枠のものではないと実感しています。また、日本にすでにある智慧や思いやり、素晴らしさを強く感じています。

そのことを意識した上で、8週間の集団心理教育プログラムに応用されたマインドフルネスに基づくストレス低減法Mindfulness Based Stress Reduction(MBSR)や、マインドフル セルフ・コンパッション(マインドフルな自分への慈悲 / 自分への思いやりマインドフルネス)Mindful Self-Compassion (MSC)をその後、ゆっくりと学び始めることになりました。

 

(文・写真 Sanae Kishimoto)

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ボストンでのマインドフルネス&コンパッションとの出逢い(2)

受傷後は、ハーバード大学のウェルネスセンター(現 Center for Wellness and Health Promotion)のBeatriz Gonzalez Flecha博士 (ハーバード大学の生物物理学者)のマインドフルネス瞑想クラスの他、Beatriz先生の師匠、ラリー・ローゼンバーグ博士(前 ハーバード大学心理学者)が1985年に創設したケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センターCambridge Insight Meditation Center(CIMC) https://cambridgeinsight.org でヴィパッサナー瞑想をさらに深く学ぶことを選びました。

ケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センター CIMC(マサチューセッツ州ケンブリッジ)

私がラリー・ローゼンバーグ先生のクラスに初めて参加した時は、ラリー先生がしばらくのお休みからセンターに復帰なさった初日でした。お休みの理由は、ラリー先生も頭部外傷を負っていらしたとのこと。

ラリー先生との瞑想の中で、外傷性脳損傷を取り巻く出来事が瞑想中に鮮明に立ちのぼり、からだの感覚に集中しているため痛みはより鋭敏にやってきます。深い智慧と思いやりに満ちた、信頼するラリー先生に事の説明をし、懸念を打ち明けると、

「Sanae、立ち現れるままに、そのまま観ていなさい、直面しなさい。何が真実か。智慧wisdomと思いやりcompassionとともにclear seeingクリアに観ることに尽きる」とまっすぐに言われます。

瞑想が生易しいリラクゼーションではないことも痛感しましたし、今振り返っても、安全面やプロセス面で瞑想指導者の質の重要さを改めて実感しています。

もともとマインドフルネス瞑想を習い始めていたのは、ハーバードメディカルスクール/マサチューセッツ総合病院に勤務していた際に、私自身のプライベートでの人間関係での失敗を契機に「Non-judgmentalな心の姿勢を自分の中に育てたい」と思ったからでした。non-judgemental (私は「是非を決めつけない」と訳しています)とインターネット検索をかけると、マインドフルネス瞑想の初心者クラス、しかもハーバード大学がもっているウェルネスセンターでのクラスが出てきました。会場は、母校のハーバード公衆衛生大学院、学生時代に講義を受けていた教室です。

その後、radical acceptance(根っこからの受容)や、自分自身へのcompassion(慈悲、思いやり、コンパッション)を包容することの重要性を体感。自分自身にアクセプタンスやコンパッションを与えることで、勇気やオープンさ、温かさとともに、苦しみや悲しみ、傷に光を照らしてあげることができて、瞑想での洞察がより深まる体験を重ねることになりました。

 

(文・写真 Sanae Kishimoto)

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ボストンでのマインドフルネス&コンパッションとの出逢い(1)

ハーバード公衆衛生大学院 Harvard School of Public Health (HSPH)への留学のために住み始めた米国マサチューセッツ州の地。

私はHSPHを修了してからハーバード大学関連病院チルドレンホスピタルボストン Children’s Hospital Boston を経てマサチューセッツ総合病院 Massachusetts General Hospital (MGH) で働きながら、MGHのBenson Henry Institute for Mind Body Medicineでクリパルヨガ (Kripalu Yoga)やヨガニドラ、ハーバード大学のウェルネスセンター(Harvard University Center for Wellness、現Center for Wellness and Health Promotion https://wellness.huhs.harvard.edu)で、自分自身のためにマインドフルネス瞑想を学んでいました。

(ボストン・チャールズ川)

その後、外傷性脳損傷を患ってからは、脳の損傷を修復するために仕事や家事を完全に休んで薄暗い部屋で脳をひたすら休める治療へ。その後、同大学病院の外傷性脳損傷専門医や、毎週のリハビリ治療でお世話になった外傷性脳損傷専門の理学療法士や言語療法士らから「瞑想をするように」と診察時に指示を受けることとなりました。

ボストンは、アメフトの全米チャンピオンにも輝くNFLチーム ニューイングランドペイトリオッツもいて、また退役軍人への支援も熱心に行われているところ。スポーツ選手や退役軍人、またボストンマラソン爆破事件の被害者などにもかかわる外傷性脳損傷の臨床や研究がおこなわれていて、頭部外傷への認識が米国の中でも深い地域だと思います。脳の画像を用いた瞑想の研究で一躍インパクトをもたらしたSara Lazar神経学者(ハーバードメディカルスクール/マサチューセッツ総合病院)もいらしたり、マインドフルネスストレス低減法 (MBSR) の発祥の地でもあったり、医療従事者もマインドフルネス瞑想の最新情報に触れる土壌があります。

薄暗い部屋で、会話やメールなども完全に休んでいる私は横になったまま、再生スピードをかなり遅く設定して、音量をできるだけ小さくして、何か月もの間、マインドフルネス瞑想のガイダンスを聴きながら静かにゆっくりと瞑想を重ねていました。本を読んだり画面を観たり音楽を聴いたりすることはできません。

マインドフルネスを長く指導なさっているJack Kornfield博士やTara Brach博士の瞑想ガイドや朗読だけをゆっくりと聴きます。そこから流れてくる言葉だけを、ただ聴くことだけが精一杯で、ほかのことを考えたりできる脳の機能状態ではないため、耳から入ってくる一語一句のもつ深遠さがそのまま心にしみわたります。

(マサチューセッツ総合病院)

朝目が覚めて、起き上がろうとするときも、自分に「さぁ起きよう」と、また、何かを考えるときには、「さぁこれから思考を頭に浮かべようね」とそっと、忍耐強く号令をかけて、からだを動かし、思考を動かしてみます。ひとつひとつの動作をすることは、もはや自動的にできてしまうことではありません。

歯を磨くー。「さぁ歯を磨こう」と意識し、自分に話しかけ「やってみよう」と優しく励ます。そして、歯を磨くには、まず歯ブラシがいるんだことを認識する、歯ブラシを目にし、歯ブラシを認識する、手を動かして「さぁとろう」、そして動かす、目でも追う、触る。ひとつひとつを意識して、ひとつのことだけ、わずかにがんばってくれている脳のエネルギーや機能を使いながらなんとか行う。歯磨きが1日の中でできる精一杯の脳の認知活動で、あとはまた脳の損傷の修復のためひたすら頭を休める。

当たり前だった日常のちょっとした動作。「頭もつかっていない単純作業」だとこれまでは思いこんでいた作業。普段のスピードで、普段の量の会話をすることも、果てしなく遠い−−。

「さぁ、今からひとつの言葉を思い浮かべ考えよう」というときも自然には思考は漂わず、努力がいります。そのため、瞑想をしていて、勝手に考え事や言葉が浮かんだときには、「あぁ、脳の損傷が少しずつ回復して、マインドがさまよえる力がよみがえってきた!」と、脳のその機能に感謝、感激したほどです。

 

(文・写真 Sanae Kishimoto)

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MBSR発祥の地 マサチューセッツ州

マインドフルネス・ストレス低減法 (Mindfulness Based Stress Reduction MBSR)が1979年に始まり、その後マインドフルネスそしてコンパッションの実践や研究が活発なマサチューセッツ州。ジャック・コーンフィルド臨床心理学者らによって1976年に創設されたInsight Meditation Societyや、 ラリー・ローゼンバーグ心理学者によって1985年に創設されたCambridge Insight Meditation Center もある地。どんな州でしょうか?

(マサチューセッツ州ボストン)

米国の北東部、ニューイングランドNew England地方と呼ばれるエリアの海沿いに位置するマサチューセッツ州Massachusetts。

イギリス植民地から米国が独立する際の象徴的な出来事のひとつとなったボストン茶会事件Boston Tea Partyでも知られるこの土地は、イギリスの植民地時代の名残を感じさせる佇まいとともに、多様性を尊重し受け容れ、新しいものを取り入れ、生み出す力のある風土をより濃くもっているように感じます。

(ボストン・コープリースクエア)

ジョンFケネディ元大統領が住んでいた土地でもあり、マサチューセッツ州は民主党を支持するリベラルな州として知られています。2015年からは全ての州で同性婚が合法的に認められましたが、それに先駆け、マサチューセッツ州は2004年に米国で最初に同性婚を法的に認めた州でした。日本の皆保険制度とは仕組みは異なるものの、皆保険が始まった最初の州でもあります。

ボストン界隈はこじんまりとした街ではありますが、全米の病院ランキングでジョンズ・ホプキンズ病院と1位を競い切磋琢磨しあっているマサチューセッツ総合病院Massachusetts General Hospital(MGH)などハーバードメディカルスクールの関連病院をはじめ、医療や教育、研究、ビジネス、非営利事業等の分野でリーダーシップを発揮する機関が集結しています。マサチューセッツ州を含むニューイングランド地方は、米国の健康ランキングでも上位を占める州で構成されています。

大学では、米国最古の大学であるハーバード大学や、ジョンカバットジン博士(マインドフルネス・ストレス低減法 Mindfulness Based Stress Reduction MBSRの開発者)が分子生物学の博士課程を修めたマサチューセッツ工科大学、カバッドジン博士が創設したマインドフルネスセンターのある州立のマサチューセッツ大学、国際関係の専門大学院として米国最古のフレッチャースクール等、多数の特色ある学校が集まっています。米国最古の公立小学校や公立高校、女子大学もマサチューセッツ州で創立されました。芸術やスポーツもさかんで、ボストン交響楽団、ボストンバレエ団、ボストンレッドソックス(野球)等では日本人の活躍もみられます。

州によっても文化が異なる米国の中で、東洋の智慧、マインドフルネスを幅広い世代や領域で学び試してみようとするオープンな姿勢や理解、科学的に実証しようとする探究心やコミットメントは、マサチューセッツ州の持ち前の文化を反映しているように思います。

 

(文・写真 Sanae Kishimoto)

 

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MSC5日間集中プログラム in 京都2018

国内で初めて5日間集中形式のマインドフル セルフ・コンパッション(Mindful Self-Compassion MSC)を、プログラム創始者のクリス・ガーマー先生(ハーバード大学精神科教室臨床心理学者 MSC共同開発者)と岸本早苗(京都大学 臨床心理士 MSC Trained Teacher)が講師となって、2018年11月9〜13日に、京都・関西セミナーハウスで開催します。詳細はのちほど🍁

(マサチューセッツ州アーリントン)
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